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米原万里展 [Gallery/美術館]

市川市芳澤ガーデンギャラリー
2010年5月9日まで


なぜか、行かなくてはいけないような胸騒ぎ。

普段は、閑静な市川真間が
人がゾロゾロ、ギャラリーに向かって歩き、
それはそれは大混雑した上野の美術館のようでした。
なぜこんな人だかりかというと、

先日急逝した井上ひさしさんの絶筆は、この米原万里展のあいさつ文だったことで、
新聞に大きく掲載されていたこと。
その上、この日は万里さんの妹であり、井上ひさしさんの奥様でもある
井上ユリさんの講演も予定されていたのです。
(案の定、残念ながらキャンセルでしたが)


展示は、生い立ちからの写真を中心に、ロシア語通訳の資料や、
原稿や、私物などで充実していました。

秀才で、すべてに長けていて、私とは何ひとつ違う、と羨望の眼差し。

その中で、驚いたのは、一枚の写真。

東京外語大学時代、万里さんは民族舞踊研究会を旗揚げし、
ロシア、ハンガリーなどの世界のダンスを研究、舞台にのせた。
やがてそれは、他大学へと広がっていった。との説明文。

私が学生時代注いできたことの原点は、この人だったんだ!
思わぬ発見。


ますます魅力的な人。
通訳をしながら天職を探し続け、
やっとそれを見つけたというのに、
早すぎる死は残念でなりません。





タグ:ギャラリー
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なにかをさがしに [My work/絵本制作]

<手づくり絵本> 2004年

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欲しいものは すべて手にいれた。

だけど なぜか 満たされない心。

何かを探すために 僕は旅に出た。

すべてを 捨てて。





長い旅路の果てに やっと見つけたんだ。

それは 

金貨でも 宝物でも 名誉でもない。

それは

こんなに近くに…







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なにかをさがしにpart2 [My work/絵本制作]

<手づくり絵本>

「太陽がほしい」 2001年
taiyou.jpg

「ありがとう」だなんて

生まれて初めて 言われたよ。

そうか

ずっと 探していたものは

僕の心の中に あったんだ。 -The end-




 「野心が残っているようじゃ
 まだ、本物にはたどりつけない。

 無心になって 進んでいくと
 見つかるものが きっとある。」


このメッセージを言いたいために、絵本を作った。

10年前に、「大どろぼうのほしいもの」というタイトルで作った絵本は、
出来上がりに納得いかなくて、
お話を練り直し、キャラクターを変え、画風を変え、タイトルを変え…
4冊になった。

だけど、まだ満足いくものは、出来ていない。




私、やっと気がついたんだ。

誰かのために何かを伝えたいと、作った絵本。

これは、10年後の未来の自分に送るメッセージだったと。

今の私に一番必要なこと…無心で頑張ること。





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