「栞」第7号が発行されました [My Illustrations/イラスト]
「栞」の表紙と、目次絵などを描かせていただきました。
なんと十周年です！
今回からリニューアルということで、どんなデザインがいいか、あれこれ考えました。
栞という言葉の響きや意味から、私は植物を連想したので、ずーっと表紙にお花を描き入れています。
メインは「木靴」です。
オランダの伝統的なヒンデローペンでペイントされた木靴。その中に、ペチュニアのお花を飾りました。
あとタイトルは、ヨーロッパの鉄の看板風に描きました。
中のイラストも木靴を描いてます。
「栞」の作家の皆さんは、それぞれ活躍されていて、素晴らしい。ここから賞を取ったり、出版デビューしたり…プロ集団です。
10周年…本当に継続は力なりです。
今年の一枚 [My Illustrations/イラスト]
年末を越える頃は、雪が降りすぎ、街は埋もれ、外出ままならず、気持ちが暗くなります。
それが、大雪の合間、ほんの僅か晴れた時、一瞬 凛とした景色に心うばわれます。
すてきな内容。読みごたえあります。
迎春2016 [My Illustrations/イラスト]
旧年中は、お越しくださり ありがとうございます。
本年も、どうぞ よろしくお願いいたします。
＜コラージュ・ 和紙、千代紙＞
孫悟空の持つ如意棒が、筆になっています。。。
如意棒とは、自由自在にあやつることができる棒。
思いどおりに描くことができたら・・・と、願をこめて！
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今年は、目の前の小さな目標を、ひとつひとつ成しとげられたらいいな～。
駆ける年 [My Illustrations/イラスト]
あけましておめでとうございます。
昨年は、願っていたことが、ほんの少しずつ実現できた年でした。
自分ひとりの力だけでなく、まわりの協力や、
人との出会いの運も大きかったです。
夢は、あきらめなければ、いつかは叶う！と信じて、
今年も目標を目指し、ゆっくり歩んでいきたいと思います。
“Las siete vidas del gato”
「ネコのななつのいのち」より
ヘビさんの願い [My Illustrations/イラスト]
ヘビさんは、お願いしました。
「神様、どうか私にも 手をください。
龍さんのように、大空を飛び、幸せの玉をつかめる、あの手が欲しいのです」
それを聞いていた龍さんは言いました。
「ヘビは、どんなに努力したって、手なんか生えてこないさ。
君は君なんだよ！
だけど、手がなくたって、幸せの玉をつかめる方法はあるよ」
ヘビさんは、驚きました。
「どうやって…！？」
答えを聞けないまま、龍さんは、去年へと消えてしまいました～。
さぁ、ヘビさん、どうする？
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皆様にも、幸せが手に入りますように！！
今年もよろしくお願いいたします。
風は秋いろ [My Illustrations/イラスト]
「colored leaves」 コラージュ
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いつか見た里山の美しい彩り。
そのイメージだけで、色をのせてゆく。。。
何も考えないように、手を止めないで。１０分間。
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大切なことを決める時、悩んだ時には、私はいつも直感に従います。
計算はしない。
すると大体思い描いた通りになっていくようです。
表面に見えているものは、ほんの少し。
きっと、その奥深くに隠れている無限の力。
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感覚だけで作る絵は、それを引き出す訓練。（かな！？）
夏のおもいで [My Illustrations/イラスト]
もう１０月だというのに、まだ夏のように暑い。
つい先日行った山の色は、こんな感じ。。。
だけどすでに、山は少しづつ色づいているようです。
「summer grass」 ＜コラージュ＞
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千葉市美術館の「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」へ行きました。
世界の優れた作品が、一堂に見ることが出来ます。
紙質や製本にこだわった海外の絵本も、
たくさん手にとって読めることが、毎回の楽しみです。
そして、いまいあやのさんと広松由希子さんのトークに参加しました。
毎年板橋で行われてるイベントのような…
でも、千葉では落ち着いた雰囲気の中で、
BIB展、ボローニャ展、海外編集者のことなどなど、
たっぷりと聞きたかったお話が聞けて、よかった～です！
雪解けのころ＜祭り＞ [My Illustrations/イラスト]
豪雪地帯も、そろそろ厳しい冬の峠は越えたようです。
雪解け水の川が、キラキラきれいです。
「Meltwater」 和紙
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それでもまだまだ寒い3月3日、新潟県南魚沼市の浦佐毘沙門堂で、
「裸押合い大祭」がありました。
これは、１２００年続く 日本三大奇祭のひとつであり、
１０万人もの人が訪れ、とても盛大なお祭りでした。
裸の男性が、水行した後、福を求め、押し合いながら参拝します。
その様子がすごい！
気合入っています！
冷たい水と ろうそくの蝋を浴び、みんなフラフラになりながら、
夜中じゅう、延々と掛け声が響いていました。
メインは夜ですが、朝からイベント目白押しで、
お寺の屋根の上から投げられる福餅、福物を 皆で取り合いです。
観客も押合いで、雪をも解かす、ものすごい熱気！
こんなに熱く燃える伝統的なお祭りは、初めてでした。
飛翔 [My Illustrations/イラスト]
コラージュ A4＜和紙、マーブリング、紅型＞
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困難を乗り越えたら
きっと、その先に
光が見えてくると 思うのです。。。
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今年もよろしくお願いいたします。
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夢のあとさき [My Illustrations/イラスト]
＜コラージュ＞
行き詰った時は、手元にある素材で何かをつくってみる。
何も考えなくていいから、おもしろい。
たぶん、私の奥にある潜在意識があらわれる。
かわいく単純に描かないと…だとか、こうあるべきと思う境界線を越えたもの。
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昨日は、絵本作家の荒井良二さんのお話でした。
１年の学びが終わろうとしています。
飲み会では、悩める私たちに、熱く厚く語ってくれました～。
なんて幸せな場所。
心の声 [My Illustrations/イラスト]
６月１１日、画家のnakabanさんのお話を聞きました。
たくさんの作品を見せてもらったら、大きな刺激を受け、
コラージュをやりたい衝動にかられ、すぐ作りました。
コラージュは、なんて楽しい！
心が解き放たれていく感覚。
頭脳を使わず、何も考えず、
素早く切って貼り付けていく作業。
ただ、目と手だけが、勝手に動いていく。
心の奥に潜んでいるものが、無意識にバランスをとっていく…
まさに、シュルレアリスムの世界。
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私は、たった１ページ描くのに、何日も何カ月もかかってしまう。
何度もボツや落選が続くと、また頑張ろうと思う反面、
どんどん凝り固まっていく。
描きたいのに描けない苦しみが、厚い層をつくっていた…。
それを打破できそうな きっかけをもらったnakabanさんのお話。
感謝です！
何百と、この作業を繰り返していくと、突き抜けられる時が来るのかもしれない。
たった１０分で 完成するコラージュは、心地よい。
素直な心の声を、もっと聞いてあげよう。
おもてなしの心 [My Illustrations/イラスト]
文化も違えば、常識も、言葉も違う。
お互いに理解できぬまま、日々溝は 深まるばかり…
そんな時、突然
「みんな、仕事とめて！ ブランチにするよ！」
と、フランス語の声。
大鍋の甘〜いカフェオレと、焼きたてフカフカのクロワッサンが、全員に配られた。
それは、今まで感じたことのない 最高の味！
思いがけない振る舞いは、いとも簡単に 境界線をとかし
みんなを 笑顔にさせた。。。
「読書リレー」出版！ [My Illustrations/イラスト]
挿絵を描かせていただいた本が３冊、星の環会より出版されました。
読書リレー １～２年生
「パクパクきんぎょ」
木村研・魚井美恵子・しめのゆき
皿海達哉・間中ケイ子・いわもとかずひろ
こうじひでと・石浜じゅんこ・日比茂樹 著
表紙絵 長野ヒデ子
★私は 「ぼくのしっぽ」 と 「サンタさんのおくりもの」
の挿絵を描かせていただきました。
読書リレー ３～４年生「あまえんぼ週間」
日比茂樹・宮井千佳・くぼひでき
間中ケイ子・野口すみ子・石浜じゅんこ
桑沢純・中野幸隆・皿海達哉 著
★私は 「のろいのマーマレード」 の挿絵を
描かせていただきました。
読書リレー ５～６年生
「ホームランボール」
野口すみ子・宮井千佳・桑沢純・間中ケイ子
幸路秀人・立花広紀・魚井美恵子・まついくみこ
木村研・皿海達哉・中野幸隆・日比茂樹 著
表紙絵 宮本忠夫
★私は 「金色の油」 と 「つるしびなの季節」 の
挿絵を描かせていただきました。
この本は、児童文学同人「牛の会」の作品集です。
著者の皆さんは、プロとして活躍されている方たちばかりです。
子どもたちのために書かれた物語は、大人が読んでも心が温まり、
次から次へと読み進んだ後は、幸せな気持ちに包まれます。
編集も、著者である「牛の会」が行い、何日も夜遅くまで作業していたそうです。
この本1冊1冊には、物語と同じような深い思いが、たくさん詰まっているのです。
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わらじをひろったきつね [My Illustrations/イラスト]
「The Vixen Who Found a Bark Sandal」ロシア民話より
2001年制作
「騙される男が悪い」
と、女詐欺師は笑って言った。 （結婚詐欺殺人事件のニュースより）
騙す方と騙される方、どっちが悪いのだろう。
って、深く考える問題ではない。
気がつかなかったのでしょう。
人を騙して利を得る者には、
必ず大きなしっぺ返しが待っていることを。
古くから伝承されてきた民話やおとぎ話には、
人が生きていく上で必要な知恵や戒めが詰まっています。
ロシア民話では、ずるがしこいキツネの最後は、犬に殺されてしまいます。
死を婉曲にとらえるのではなく、
こっぱみじんに引きちぎられてしまう無残な死に際。
「カチカチ山」なども、本来は、身の毛もよだつような おそろしい話でした。
なぜか今は やさしい教訓話に書き換えられてしまった。
子どもの本には、かわいらしく、淡く、フワフワしたものだけでなく、
時には残酷さも必要だと考えます。
子どもが大人に成長していくなかで、
避けては通れない問題
死、病気、恨み妬み、悲しみ、心の貧しさ…
暗い部分があることを、知ってほしい。
そして 物語の展開の中で、
自然に 物事の良し悪し、解決法、想像力は
育まれていくことでしょう。
良い絵本を見抜いて、
それを子供たちに 繰り返し読み伝えていくことは、
大人たちの役目ですね。
海 [My Illustrations/イラスト]
世界中の涙を集めると
海ぐらいになるんだろうか。
涙は、血液と同じ成分でできてるんだって。
だから、心が痛いとき流れるんだね。
海は、すべてを洗い流してくれる。
苦しいとき、悲しいときはここに来る。
海は、僕のともだち。
